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オーリキュラの種まき

私の大好きな植物の一つ プリムラ・オーリキュラ。北海道にある山野草のナーサリー アルムのオーナーである丹さんが、とても丁寧に種まきについてのTipsを教えて下さいましたので公開させていただきます。


 ☆はじめに
初めに理解していただきたいことは、Primula auriculaや、その交雑種のPrimula pubescensは、高山植物であるということで、実生により苗を育てる場合には、一般の高山植物の実生栽培と同じ管理が要求される。 自生地では、秋に結実して、種子は風や雨で散布・拡散され、まもなく厳冬の寒さと、積雪による適湿下に置かれ、この冬の低温によって種子の休眠が打破され、春の適温期に発芽を見る。しかし、自生地においても、種子は全部発芽するのでは無く、何割かの種子の発芽は翌年、又は翌々年になる。
 発芽が不揃いになるのは、氷河期を乗り越えてきた高山植物の多くに見られる性質で、一年目に発芽した苗が、気候的な要因などで枯死しても、未発芽の種子が残されていて翌年以降に発芽し、種を保存していく。 
 実生栽培においても、自生地の状態を参考にして、結実したら採り播きし、種子が乾かないように管理して、そのまま冬の寒さに遇わせるのが基本的な方法だが、プリムラ属は発芽に光が必要な好光性なので、覆土できないため、乾かないように管理したり、雨での飛散を防止するのが難しい。 そのため種子を乾燥保存して、秋~初冬のころに播種するのが普通だが、乾燥保存した種子は休眠が深くなるため、休眠打破のコールド・トリートメント(冷処理)などが必要になる。

 ☆実生用土とポット
オウリキュラやプベスケンスの成株を育てる用土と同じ物を使うが、やや小粒を使うと良い。底の方に、マグアンプKの小粒を茶匙すり切り三分の一弱ほど混ぜ込んでおくと施肥が省力化できる。
 用土の上部1.5cm程は、種子の沈下を防ぐために2~4mm目の砂(鹿沼土など)で覆う。
 播種は水保ちの関係で、駄温鉢よりもプラ鉢やポリポットが良く、大きさは9㎝程度が移植の際には扱い易い。趣味であれば、9㎝ポットに20粒程度播くのが一番管理し易い。

 ☆コールド・トリートメント
 冷処理は、必ず播種された状態(吸水した種子)で冷やすことが必要である。乾燥した種子をそのまま冷やしても休眠は打破できない。寒冷地であれば、ポットに播種し潅水してから、屋内の比較的寒い場所に常温で一週間ほど置き、それから屋外に出して雪の下で越冬させる。厳しい寒さに遇わせるほど発芽が揃う。
 暖地の場合は、冷蔵庫で冷処理するが、播種したポットを冷蔵庫に置ける場合は、寒冷地での方法に準じ、ポットに播種し潅水してから、ポリ袋に入れ冷蔵庫内の野菜室などに一週間ほど置き、その後より冷える場所に移す。札幌では戸外に置いたポットは完全な冷凍状態になるのが普通で、試したことは無いが、冷凍室でも良いと思う。強い冷処理は3週間以上は必要と思われる。 いきなり強い低温に遇わせずに、一週間程度の予冷期間を与えるのは、秋から冬への移行を疑似体験させているようなもので、これが効果があるかどうかは証明されていないが、予冷期間を与えずに急激に氷点下に置いた場合、むしろ休眠が深くなり発芽が一年先に伸びることがある。

 ☆冷蔵庫に土を入れるのに抵抗がある人は
 簡単な冷処理で代用する。用意するもの、10cm四方の良く洗ったサラシなどの布切れと、大き目のビンの蓋(プラ製)。布切れに種子を包み、プラ製の蓋などの容器に入れて布が吸水するだけの少量の水を注ぎ、ポリ袋に入れて野菜室などで一週間ほど予冷する。この間、一度か二度、水を替えるのが安心。新しい水の中で、包んだままの布を指先で軽く押し洗いしてやる。その後、本格的な冷処理となるが、布切れが十分
に濡れていれば余分な水分は不要。小さなジップパックかポリ袋に入れて3週間以上の強い冷処理に移行する。
 冷処理が終わったら、前記の用土に播種するが、種子を包んだ布を新聞紙の上に暫らく広げて置くと、水分が吸われて扱い易くなる。適度な湿りが残っているうちに、あらかじめ二つ折りした古ハガキに種子を掻き落し、手早く播種する。覆土はしない。種子の沈下を防ぐため、播種前に一度潅水して用土を落ち着かせておくと良い。
厚播きは移植を困難にするので、これも避ける。

 ☆発芽までの管理
 一般の園芸植物と同じだが、種子が微小で覆土していないため、強い潅水と強い雨は避ける。直射日光も不要。明るい日陰で、暖地ではなるべく寒い場所に置く。室内の窓辺など急激に温度が上がる場所では、高温のため二次休眠に入り、発芽は一年先になってしまう。種子は発芽しなくても、乾燥さえ避けられれば3年ほどは生きている。もちろん発芽前の乾燥は厳禁。浅い腰水は乾燥予防、潅水の省力化になる。ただし発芽後の腰水は根腐れの原因となる。

 ☆発芽後の管理
 最低気温が8℃程度で発芽するので、関東などでは冬でも発芽する。苗の生長は遅いので、本葉4~5枚程度になるまでは根も浅く、乾燥による枯死に注意。プロの栽培家は本葉4~5枚程度で移植するが、その後のケアが大変。趣味栽培では一年待っての移植の方が、管理が楽でロスも少ない。元肥にマグアンプKを入れた場合は、施肥も不要。



いかがですか?
結構大変そう~~って思います?
それとも、やってみよう!!と思います?

種まきしたら冷蔵庫に入れてあげる、というのがポイントですね。
野菜室で大丈夫だと思いますので、一つのポットに全部播いてビニール袋に入れてやってみてはいかがですか?

発芽後は手入れのしやすい場所に置いて、いつも管理してあげることが大事です。
a-0415-blooming.jpg

この画像は去年の春のものです。
今年は夏の管理が悪いうえに、春先の手入れも悪くショボショボのお花が少し咲いているだけで、まだ写真も撮っていません。
ごめんなさいね。02monica_thumb_1.jpg

一番大好きだったオーリキュラのモニカという種類ですが、悲しいことに枯れてしまいました
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【しのぶさん】

こんばんは。
オーリキュラやプベスケンスは種から育てると
お花が咲くまでに最低2年かかります。
楽しみといえば楽しみですが、夏越しの難しさなどを
考えると苗を注文するのがいいと思いますよ。
Monicaはとても強健で、甘い香りがいいです。
Stonnallも宇宙を感じさせる広がりのある色合いです。
Mojaveというのは初めて聞きましたが、きっと素敵な色なのでしょうね。
アルムさんの苗はすばらしい苗ですから、お値段以上の価値がありますヨ。

オーリキュラはその性質上、種から咲いたものはプベスケンスになってしまいます。親と同じ花は咲きません。それゆえ、株分けで増やすのです。ですからオーリキュラを育てたいのでしたら苗をオススメしま~す。

挑戦してみよう!

 種播きの仕方教えて下さってありがとうございます。
やってみるからには、絶対に咲かせたい好きな種類と色の種を取り寄せねば・・。
私が気にいっているのは、水色と白の「Monika」、「Stonnall」、「Mojave」。
この3種類をアルムさんで苗を注文しようかな~とさんざん迷って、でも高いな・・・と何日か、う゛~う゛~唸っていました。
種だけなら手頃なお値段かしら?
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